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館長室の窓から <9> 2018年のごあいさつ
館長より | 2018.01.01
新年あけましておめでとうございます。
昨年は温暖化の影響もあって、気候不順がつづき、世界のあちこちで台風、大雨、火山の噴火、地震などさまざまな天災の被害をこうむりましたが、わが国もその影響を受け、特に夏の台風、火山の噴火、そして冬の寒波というように、予想のつかない気候の変化に直面しており、天災に対する不安は募るばかりで、先は見えないといった状況ではないかと思います。
ところで、本年は戌年ということで、犬に託けた行事が日本のいたるところで催されることと思います。
実は、当館では3年前の2015年4月から5月にかけて、ひと足早く犬の展覧会を実施しました。そのタイトルは「いぬ・犬・イヌ」で、結構な好評を得たと思っています。
したがいまして、当館では犬の展覧会を催すことはできませんが、しかし、この一年を通して、皆様に親しんでいただくような魅力ある展覧会を準備しておりますし、子供たちに喜んでもらえるようなものもありますので、どうぞ御期待ください。
平成30年1月
松濤美術館 館長 西岡 康宏