和田義彦は（昭和15（1940）年～）は、三重県に生まれ、愛知県立旭丘高校美術課程を経て昭和34（1959）年に東京藝術大学油画科に進む。昭和39（1964）年に初の個展を開催、翌年の第39回国画会で初入選を果たし画家として歩み始めた。昭和45（1970）年には国画会会員に推挙され、翌年から6年間イタリア政府給費留学生としてローマに留学。その間、スペインにも滞在して本格的な油彩画技法を修得し、昭和52（1977）年の帰国後は国画会や個展などで作品発表を続けた。平成14（2002）年に第25回安田火災東郷青児美術館大賞を受賞するなど、洋画界で高い評価を得ていた。
本展は三重県立美術館、茨城県近代美術館つくば分館（茨城県つくば美術館）館とともに、公立美術館3館の巡回企画展として、読売新聞社と共催したもので、和田氏が渋谷区在住の画家であることから開催に至った。

展覧会情報

会期	2005年8月2日（火）～2005年9月19日（日）
入館料	一般300円　小・中学生100円 ※60歳以上の方及び障害者の方は無料 ※毎週土曜日は小中学生無料
休館日	毎週月曜日（ただし9月19日は開館）
主催　渋谷区立松濤美術館　読売新聞社