特別陳列

近岡善次郎

1987年12月8日(火)~1988年1月24日(日)

渋谷区に在住する洋画家、近岡善次郎の画業の一端を紹介。氏は大正3(1914)年山形県新庄市の生まれ。石井柏亭、有島生馬、山下新太郎に師事し、昭和9(1934)年に一水会会員になる。戦後いちはやく渡欧し、フランスをはじめヨーロッパ各地で絵画研究をした。昭和33(1958)年に帰国後、故郷である東北の伝統・風俗を題材とした一連の作品を描き始め、今日にいたっている。その創作活動のあいだに、昭和38(1963)年第6回安井賞を受賞、昭和58(1983)年、明治時代を主題とする学術・芸術に対しておくられる明治村賞を受賞した。
本展では、昭和35(1960)年から昭和62(1987)年までの作品の中から、とくに東北の土壌より産まれ育まれた作品計15点(油彩13点・デッサン2点)を選りすぐって陳列し、氏の特色ある画業を紹介した。

展覧会情報

会期 1987年12月8日(火)~1988年1月24日(日)
入館料一般200円 小・中学生100円
休館日第2日曜日及び他の週の月曜日 祝日の翌日及び年末年始(12月29日~1月3日)
併催 特別展 橋本コレクション 中国の墨竹
展覧会図録

展覧会図録

完売