岡田菊惠は昭和4(1929)年目白に生まれ、敗戦後初めて男女共学となった東京美術学校(現・東京藝術大学)に、最初に入学した女子学生のひとりである。安井曾太郎教室に学び、昭和26(1951)年に卒業すると、日本アンデパンダン展やタケミヤ画廊のグループ展に出品することで画家としての歩みを始めた。以来、女流画家協会展や立軌会に参加して主要メンバーとして活躍を続けている。家庭でも子育てをしながら、養護学校に勤めて障害者教育に携わり、画業60年の歩みを貫いて今なお活躍中である。
本展は岡田の初期作品から近作まで、全画業を振り返る初めての回顧展である。200号の大作群を中心に、主要作品をそろえ、デッサンや資料を交えて女流画家の長い画業を網羅的に紹介した。
展覧会情報
会期 | 2010年8月17日(火)~2010年10月3日(日) |
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入館料 | 一般300円 小・中学生100円
※60歳以上の方及び障害者の方は無料 ※毎週土曜日は小中学生無料 ※10月1日(金)は「平和・国際都市 渋谷の日」のため入館無料 |
休館日 | 8月23日(月)・30日(月)・9月6日(月)・13日(月)・21日(火)・24(金)・27日(月) |
主催 渋谷区立松濤美術館 |