チェコ・アニメ もうひとりの巨匠

カレル・ゼマン展

トリック映画の前衛

2011年6月14日(火)~2011年7月24日(日)

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カレル・ゼマン(1910-989)は、人形アニメーションや絵本で人気の高いイジー・トゥルンカ(1912-1969)と並ぶチェコ・アニメーションの創設者であり、巨匠のひとりだ。その生涯100年にあたる2010年から「チェコ・アニメーション もうひとりの巨匠̶カレル・ゼマン」展を開催する運びとなった。
ゼマンは第二次世界大戦中、チェコ・アニメーションの発祥地ズリーンを拠点にアニメーションの制作を開始した。トゥルンカと同様に、チェコの伝統でもある人形劇への愛着を強く持つ一方で、ゼマンはフランスをはじめとする海外の文化に対する開かれた目をもち、ガラスの立体によるコマ撮りのアニメーションなどに挑んだのち、ジュール・ヴェルヌの原作をもとに『悪魔の発明』(1958)など、様々な手法を駆使した斬新な映像作品を創り出し、トリック映画の王道を歩んだ。
本展は、ご遺族が所有する原画や人形、貴重な制作過程の資料や絵コンテなどの展示やアニメーション作品の上映を通じて、ゼマンの創作活動の全容をたどろうとした。
カレル・ゼマン(1910-989)は、人形アニメーションや絵本で人気の高いイジー・トゥルンカ(1912-1969)と並ぶチェコ・アニメーションの創設者であり、巨匠のひとりだ。その生涯100年にあたる2010年から「チェコ・アニメーション もうひとりの巨匠̶カレル・ゼマン」展を開催する運びとなった。
ゼマンは第二次世界大戦中、チェコ・アニメーションの発祥地ズリーンを拠点にアニメーションの制作を開始した。トゥルンカと同様に、チェコの伝統でもある人形劇への愛着を強く持つ一方で、ゼマンはフランスをはじめとする海外の文化に対する開かれた目をもち、ガラスの立体によるコマ撮りのアニメーションなどに挑んだのち、ジュール・ヴェルヌの原作をもとに『悪魔の発明』(1958)など、様々な手法を駆使した斬新な映像作品を創り出し、トリック映画の王道を歩んだ。
本展は、ご遺族が所有する原画や人形、貴重な制作過程の資料や絵コンテなどの展示やアニメーション作品の上映を通じて、ゼマンの創作活動の全容をたどろうとした。

展覧会情報

会期 2011年6月14日(火)~2011年7月24日(日)
入館料一般300円 小・中学生100円
※60歳以上の方及び障がい者の方は無料
※毎週土曜日は小中学生無料
休館日6月20日(月)・27日(月)・7月4日(月)・11日(月)・19日(火)
主催 渋谷区立松濤美術館
後援 チェコ共和国大使館 カナダ大使館
   国際アニメーションフィルム協会(ASIFA)
協力 株式会社日本スカイウェイ カトーレック株式会社
監修協力 ルドミラ・ゼマン リンダ・スパーレニー・ゼマン
     山村浩二
企画協力 株式会社イデッフ
展覧会図録

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完売