いま、台湾

台灣美術院の作家たち

2014年8月9日(土)~2014年9月21日(日)

本展は、「美麗島」-麗しの島といわれる台湾、今そこで多彩に繰り広げられる美術を紹介する展覧会です。
台湾美術は、中国美術の伝統を継承していましたが、日本統治時代に日本式美術教育が導入され西洋・日本の近代美術がもたらされたことにより大きく変貌しました。戦後は日本・欧米への留学生が多数輩出し、抽象表現主義などの欧米の現代絵画の潮流をもたらし、台湾固有の民俗芸術・中国美術などを融合し、多元的な展開をしていきます。さらに、1970年代からは国際的・政治的に困難な状況下で台湾のアイデンティティを求め、新たな進展を示してもいます。
台灣美術院は、台湾美術の振興と発展、国際交流を図ることを目的に王秀雄・廖修平・傅申・謝里法・何懐碩・江明賢・黄光男などを中心に2010年に設立されました。メンバーたちはこうした台湾美術の潮流の中で、それぞれが独自の作風を確立し、美術理論・国画・油彩画・膠彩画・版画・書法・デザインなどの各分野で今日の台湾美術界の先頭にたち、台湾を代表する芸術家として国際的にも高い評価を受けています。
本展を通して、台湾のいまをご覧いただきたいと思います。

展覧会情報

会期 2014年8月9日(土)~2014年9月21日(日)
入館料※団体(10名以上)のお客さまが同時に入館される場合、2割引となります。
※障がい者とその付添の方各1名は無料です。入館の際に障がい者手帳等をご提示ください。
※金曜日に入館される渋谷区民の方は無料です。入館の際に住所のわかるものをご提示ください。
※土・日曜日、休日、夏休み期間中、小中学生は無料です。
休館日8月11日(月)、18日(月)、25日(月)、9月1日(月)、8日(月)、16日(火)
主催 渋谷区立松濤美術館
特別協力 碧南市藤井達吉現代美術館
企画・運営協力 株式会社キュレイターズ
展覧会図録

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価格:1,800円

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