舟越直木 見えないものに形をあたえる ―舟越家から生まれたもうひとりの異才―

2026年12月5日(土)~2027年2月7日(日) December 5, 2026-February 7, 2027

舟越直木《マグダラのマリア》2013 年 木炭・パステル、紙 個人蔵 撮影:江崎義一

舟越直木(1953 – 2017)は東京生まれ。父の舟越保武(1912 – 2002)、 2歳上の兄の桂(1951– 2024)はともに具象彫刻家であり、彼らに続くように制作の道に入ります。東京造形大学絵画科を卒業後、初期には平面作品を発表しますが、1980年代後半から抽象彫刻も多く手がけるようになり、彫刻と絵画の間を自在に行き来し、形式にとらわれない制作を展開しました。自分の中にある「おぼろげなもの」、聞こえてくる「声」に対して形をあたえようともがき続けた作品は、建造物あるいは生物の脚や触手を思わせる不定形な形態から、雫やハート型や球体など、思いがけない変化を遂げていきます。記念碑性、永遠性が志向される創造の場において、かつてあった時間、気配、想いなど、とらえがたいものたちにこそ場所をあたえようとした姿勢は、一種の反逆性をも帯びていたのかもしれません。制作の軌跡を追うと、折々であるテーマに集中的に取り組みつつ変容を重ね、一歩ずつ歩みを進めていた姿も見えてきます。2000年代になると人間存在を追求するかのような独特のドローイング作品、立体作品を生み出し、作品群は畏怖心すら搔き立てるものでしたが、2017 年病を得て64歳で亡くなりました。直木は生涯、無所属で発表を続け、孤高の存在でありつつも一部で熱狂的なファンを獲得していました。まもなく没後10 年となる現在、未発表の初期作品から絶筆に近い最晩年の作品まで、その全貌を、初めて紹介する貴重な機会となる展覧会です。

展覧会情報

会期 2026年12月5日(土)~2027年2月7日(日) December 5, 2026-February 7, 2027
入館料一般1000円(800円)
大学生800円(640円)
高校生・60歳以上500円(400円)
小中学生100円(80円)
※( )内は団体10名以上及び渋谷区民の入館料
※土・日曜日及び祝・休日は小中学生無料
※毎週金曜日は渋谷区民無料 
※障がい者及び付き添いの方1名は無料
休館日月曜日(1月11日は開館)、1月12日(火)、年末年始(12月29日~1月3日)

イベント情報

1.記念トークイベント 「舟越直木という存在―人間を語る―」

日時:2027 年1月24(日) 午後4 時-(約1時間)
出演:舟越家(舟越苗子氏・姉、末盛春彦氏・甥、ほか)
聞き手:当館学芸員 場所:地下2 階ホール
*無料(要入館料)*定員70 名(要事前申込、応募者多数の場合は抽選)

■申込方法
往復はがきまたは下記の申込フォームにて承ります。1通につき1名のみお申込み可能。応募者多数の場合は抽選となります。

申込方法
往復はがきまたは下記の申込フォームにて承ります。1 通につき 1 名のみお申込み可能。応募者多数の場合は抽選となります。

● 往復はがき
〒・住所・氏名(ふりがな)・日中連絡のつく電話番号、参加希望のイベント名をご記入の上、舟越直木展イベント係まで。

● 申込フォーム 
こちらからお申し込みください

当館ホームページ上のイベントフォームからお申込みください。
※迷惑メール等の受信制限をされている方は、事前に当館からのメール
「@shoto-museum.jp」が受信できるようにドメイン設定をお願いいたします。締切後1 週間以内に抽選結果が届かない場合はお問い合わせください。

● 締切(必着)
2027 年1 月5日(火)

2. 特別講座「舟越直木という現象」

日時:2027 年1月31日(日) 午後3 時-(約1 時間)
講師:平泉千枝(渋谷区立松濤美術館学芸員)
場所:地下2 階ホール
*無料(要入館料)*定員70 名(先着順)当日直接会場にお越しください

3. 学芸員によるギャラリートーク

2026 年12 月13(日)、2027 年1 月9日(土)、1 月15日(金)各日午後2 時-(約40 分)
*無料(要入館料)*事前申込不要

4. 館内建築ツアー

白井晟一設計の美術館建築を職員がご案内します。

2026 年12月11日(金)、18日(金)、25日(金)、
2027 年1月8日(金)、15日(金)、22日(金)、29日(金)、
    2月5日(金)各日午後6 時-(約40 分)

*無料(要入館料)*各回定員約20 名 *事前申込不要

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