特別陳列
アジアとの出会い
―ポルトガル現代絵画
1997年2月16日(日)~1997年3月23日(日
本展はポルトガルの首都リスボンにある、市立ジナジオギャラリーにより選定されたポルトガルの現代画壇で活躍する13人の大家から中堅、若手の作家の作品44点で構成された。ポルトガルと日本の関係は、古くから16世紀の大航海時代にまで遡る。日本とは最も古く関係がもたれたヨーロッパの国である。
但し、鎖国以後、その緊密な関係は薄らいでいった。そして今日まで、その美術については、殆ど紹介されることがなかった。ポルトガルが政治的に一時独裁体制下にあったこともあり、一部に知られるヨーロッパ現代美術とは断絶も見られるが昭和49(1974)年の革命以後、新たな道を歩んでいることが作品を通して窺われた。
本展はアジア各地を巡回するものであり、日本では、前年にポルトガルとは16世紀に深い繋がりのあった大阪府堺市立博物館で開催され、渋谷区では大使館が区内神宮前にあったことにより開催された。両国の友好、相互理解に多少ながらも貢献しえたと考える。
展覧会情報
会期 | 1997年2月16日(日)~1997年3月23日(日 |
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入館料 | 無料 |
休館日 | 2月17日(月)、24日(月)、3月3日(月)~10日(金)、13日(月) |
前期:平成9(1997)年2月16日(土)~3月2日(日)
併催 1997松濤美術館公募展 後期:平成9(1997)年3月11日(土)~23日(日) 併催 第15回渋谷区小中学生絵画展 |
