特別陳列
榎コレクション 口もととあかりの浮世絵
2001年2月13日(火)~2001年3月20日(火)
渋谷区に在住しておられた故榎恵氏は様々な分野のコレクターとして知られるが、中でも古い灯火具とその浮世絵と、歯に関する浮世絵のコレクションは、特筆すべき質と量を備えている。既に明治期のランプのコレクションについては、当美術館において「明治文学とランプ」(昭和58(1983)年)という特別展で紹介したが、そのコレクションは国立歴史民俗博物館に納められ、明かりに関わる浮世絵の一部は日本のあかり博物館に寄贈されている。
今回の展示では、歯科医師であった氏がもっとも精力を傾けて収集した歯に関わる浮世絵のコレクションを中心に、明かりに関わる浮世絵も加えて、特色ある視点から選ばれた個性的な浮世絵作品を紹介したが、女性の口元のしぐさや、何気ない日常の灯火具に向けられた江戸庶民の細やかな感性をうかがうことができた。お歯黒道具一式や貴重な灯火具も合わせて展示され、好評を得た。
展覧会情報
会期 | 2001年2月13日(火)~2001年3月20日(火) |
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入館料 | 無料 |
休館日 | 2月19日(月)、26日(月)~3月5日(月)、12日(月)、19日(月) |
前期:平成13(2001)年2月13日(火)~25日(日)
併催 2001松濤美術館公募展 後期:平成13(2001)年3月6日(火)~20日(火) 併催 第19回渋谷区小中学生絵画展 |
展覧会図録
完売