特別陳列
むさしの 東松友一の写真
2006年2月12日(日)~2006年2月26日(日)
東松友一は武蔵野の自然に魅せられた写真家である。昭和36(1961)年に武蔵野を紹介した新聞コラムに触発されて、朝霞の平林寺に行きその雑木林を撮影した。以降、独学で撮影技術を習得し、狭山、所沢、毛呂山、新座など、国木田独歩が愛でた武蔵野の原風景が広がる東京周辺にその風景を求めた。里山といわれる、よく手入れされたコナラ、クヌギの林の中に分け入り、早朝や夕暮れの空気感を大切に撮影したその写真は、見るものをして清涼な一服のひとときを与える。失われて行くであろうこうした貴重な自然と人間の営みを、よく残している長年の活動には敬意を表したい。
展覧会情報
会期 | 2006年2月12日(日)~2006年2月26日(日) |
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入館料 | 無料 |
休館日 | 2月13日(月)、20日(月) |
併催 2006松濤美術館公募展 |