特別陳列

ロベール・クートラス展

夜を包む色彩

2015年2月8日(日)~2015年3月15日(日)

パリ・モンパルナスに生まれたロベール・クートラス(1930−1985)は、「現代のユトリロ」と言われていたが、パリの画廊と決別したあとは、一人だけの孤独な作業にのめり込んでいった。セーヌ左岸ヴォージラールの通称「金の太陽の宿屋」に住みながら、貧困と激しい精神的な浮沈のなかで55歳の生涯を終えた。
今回展示したほとんどの作品は、クートラスが死ぬまで手元に置いて離さなかった作品群で、遺作管理人である岸真理子・モリア氏による協力でパリから運んだ。その作品は初期の油彩画のほか、主となるのは1970年代以降のボール紙などに描いた独特のカルトと称される作品やグワッシュ、そしてテラコッタである。それらの作品には中世ロマネスク芸術の面影があり、プリミティブでありながら聖性を纏った世界観をもっている。
クートラスはそれまで日本では一部の画廊で紹介されてきただけであり、少数の熱狂的なファンを除いて、ほとんど知られていなかったが、20、30歳代の若い人たちの潜在的なファンが多く見られ、クートラスの世界がいかに日本で共感を呼んだかがわかる展観となった。

展覧会情報

会期 2015年2月8日(日)~2015年3月15日(日)
入館料無料
休館日2月9日(月)、12日(木)、16日(月)、23日(月)~27日(金)、3月2日(月)、9日(月)
前期 2015年2月8日(日)~2月22日(日)
 併催 2015松濤美術館公募展
後期 2015年2月28日(土)~3月15日(日)
 併催 第32回渋谷区小中学生絵画展
 併催 第33回渋谷区立小・中学校特別支援学級連合展覧会(主催:渋谷区教育委員会)
展覧会図録

展覧会図録

完売