特別陳列
麻生三郎
1984年2月19日(日)~1984年3月25日(日)
麻生三郎は大正2(1913)年東京京橋に生まれた。初め同舟舎絵画研究所、太平洋美術学校に学び、エコール・ド・東京に参加、シュールレアリズムの傾向の強い作品を制作した。昭和13(1938)年、25歳のとき渡欧、その芸術に大きな衝撃を受けた麻生は、帰国後、西欧と日本の造形の根本的な対比から出発することになった。昭和14(1939)年芸術文化協会、昭和18(1943)年には松本竣介、鶴岡政男らと新人画会を結成し次々と作品を発表した。戦後、自由美術協会会員となり美術団体連合展に出品、又、数多くの個展を開催するなどし、麻生の言う「人間のいる絵」という言葉に表現されるレアリズム観を深化していった。
この展観には油彩画の小品10点を陳列し創作活動の一端を紹介した。
展覧会情報
会期 | 1984年2月19日(日)~1984年3月25日(日) |
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入館料 | 無料 |
休館日 | 2月20日(月)、27日(月)、3月5日(月)~12日(日)、19日(月)、21日(水) |
前期:1984年2月19日(日)~3月4日(日)
併催 1984松濤美術館公募展 併催 特別陳列 渋谷区在住作家の作品 後期:1984年3月13日(土)~25日(日) 併催 第2回渋谷区小中学生絵画展 併催 特別陳列 渋谷区在住作家の作品 |