頴川美術館の名品

Masterpieces of Egawa Museum

2016年4月5日(火)〜2016年5月15日(日)

頴川家は、江戸時代から廻船業や山林業をいとなみ、長崎・上方文化の発展に寄与した大阪の商家でした。4代目頴川徳助(1899~1976)は、家業を継ぐ中で歴代家蔵の美術品を通して審美眼を養いましたが、伝来の名品は戦災により、灰燼に帰してしまいました。戦後、家業の復興に尽力するかたわら、美術品の収集に努め、美術品は本来個人に属すべきものではないと、1971年に財団を設立、1973年に兵庫県西宮市に美術館を開館しました。長次郎赤楽茶碗の代表作である重要文化財「無一物」を中心とする茶道具の名品、伝能阿弥筆「三保松原図」(重要文化財・前期展示)をはじめ、平安から近世にかけての日本絵画の名品など、135点を紹介します。

展覧会情報

会期 2016年4月5日(火)〜2016年5月15日(日)
入館料一般500円、大学生400円、高校生・60歳以上250円・小中学生100円
※団体(10名以上)のお客さまが同時に入館される場合及び渋谷区民の方は2割引となります。
※障がい者とその付添の方各1名は無料です。入館の際に障がい者手帳等をご提示ください。
※金曜日に入館される渋谷区民の方は無料です。入館の際に住所のわかるものをご提示ください。
※土・日曜日、休日、小中学生は無料です。
休館日4月11日(月)、18日(月)、25日(月)、5月9日(月)
主催 渋谷区立松濤美術館
特別協力 公益財団法人頴川美術館
展覧会図録

展覧会図録

A4判
総ページ数:200ページ
カラー図版:120ページ

ごあいさつ
創設45周年を迎えて(公益財団法人頴川美術館館長 松田展子)
『頴川美術館の名品』展の概要(公益財団法人頴川美術館館長代理 堀家広子)
頴川美術館蔵阿弥陀曼荼羅図について(渋谷区立松濤美術館学芸員 増田政史)
江戸の文人画・南画について(渋谷区立松濤美術館上席研究員 味岡義人)
図版
作品解説
作者略伝
出品目録

価格:2,000円

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