「前衛」写真の精神: なんでもないものの変容
―瀧口修造・阿部展也・大辻清司・牛腸茂雄―
2023年12月2日(土)~2024年2月4日(日)
December 2, 2023-February 4, 2024
1938年、東京で瀧口修造(1903 ~ 79)を中心とする「前衛写真協会」が発足。シュールレアリスム写真の可能性を探りました。
戦争による切断の後、画家・阿部展也(1913 ~ 71)の働きで、前衛写真は蘇ります。瀧口・阿部の薫陶を受けた大辻清司(1923~2001)は当初、シュールレアリスムにおける「オブジェ」写真に取り組んでいましたが、1960年代末頃から「なんでもない写真」とみずから言い放つ、一見素朴なスナップ写真へと表現を転回させます。大辻の教え子である牛腸茂雄(1946~83)は、内省的な写真で綴られた作品集『SELF AND OTHERS』(1977)で知られていますが、彼もまた、実は前衛写真の強い影響を受けていました。
本展覧会は、日本写真史の背後に潜む「前衛」の特異な精神を、4人の作家を通じて再浮上させようとする試みです。
展覧会情報
会期 | 2023年12月2日(土)~2024年2月4日(日) December 2, 2023-February 4, 2024 |
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入館料 | 一般800円(640円)、大学生640円(510円)、 高校生・60歳以上400円(320円)、小中学生100円(80円) ※( )内は団体10名以上及び渋谷区民の入館料 ※土・日曜日、祝休日は小中学生無料 ※毎週金曜日は渋谷区民無料 ※障がい者及び付添の方1名は無料 |
休館日 | 月曜日(ただし、1月8日は開館)、12月29日(金)~1月3日(水)、1月9日(火) |
特別協力: 武蔵野美術大学 美術館・図書館
企画協力: 株式会社 アートインプレッション *会期中、展示替えあり *リピーター割引あり。観覧日翌日以降の本展会期中、有料の入館券の半券と引き換えに、通常料金から2割引でご入館できます。1枚の入館券につき、1回まで有効です。 |