渋谷駅前のモニュメント《忠犬ハチ公像》（初代）の作者、安藤照（1892－1945年）。本展は没後80年を記念し、現存作品や資料約20点のほか、関連する作家の作品とともに安藤の活動について網羅的に紹介するはじめての試みとなります。

ライバルたちがひしめき合う昭和時代の彫刻界、そして戦争に向かう不安定な時代の中心で生きた安藤の作品は、時世の雰囲気に逆らうかのごとく、素朴で静謐です。激しくうつろう社会を生きる現代のわたしたちにとって、時代と静かに戦った安藤の彫刻は新鮮に映ることでしょう。

展覧会情報

会期	2025年6月21日(土)～2025年8月17日(日) June 21, 2025－August 17, 2025
入館料	一般1,000円（800円）、大学生800円（640円）、 高校生・60歳以上500円（400円）、小中学生100円（80円） ※（　）内は団体10名以上及び渋谷区民の入館料 ※土・日曜日、祝休日は小中学生無料 ※毎週金曜日は渋谷区民無料　 ※障がい者及び付添の方1名は無料
休館日	月曜日（ただし7月21日、８月11日は開館）、7月22日（火）、8月12日（火）
主催：渋谷区立松濤美術館