特別陳列

川本喜八郎展 人形のドラマ・半世紀の軌道

前期:三国志の世界 後期:平家物語の世界

2000年2月12日(土)~2000年3月19日(日)

渋谷区に生まれ、現在も区内にアトリエを構える人形美術家川本喜八郎は、 NHKで放映された人形劇「三国志」と「平家物語」の人形美術を担当し、劇中人物の個性を生き生きと表現した人形作品によって高い評価を得る。その表現は能面や文楽人形などの古典作品についての深い造詣と、日頃の緻密な人間観察に基づいていた。また、人形をコマ撮りして映画を製作する人形アニメーションの第一人者としても知られ、その芸術性の高さは、数々の受賞が証している。
今回の展示では、「三国志」の世界(前期)と、「平家物語」の世界(後期)をそれぞれ構成する人形群像(各40体)を中心に、氏が心血をそそいだ人形アニメーションの紹介(人形15体)もまじえて、人形制作50年の歩みを振り返った。

展覧会情報

会期 2000年2月12日(土)~2000年3月19日(日)
入館料無料
休館日2月13日(日)、14日(月)、21日(月)、28日(月)~3月6日(金)、12日(日)、13日(月)
前期:平成12(2000)年2月12日(土)~27日(日)
 併催 2000松濤美術館公募展
後期:平成12(2000)年3月7日(土)~19日(日)
 併催 第18回渋谷区小中学生絵画展