トルコ共和国の駐日大使館が当区にあり、渋谷区と同国はこれまでもお互いに交流を深めている。「トルコにおける日本年」を記念して「エキレキリエブルアート 色のシンフォニー」展を開催した。
エブルとはトルコ・ペーパー、マーブリングとも呼ばれ、水面に描いた模様を紙や布に写し取る紙装飾美術である。9世紀頃の中央アジアで生まれオスマントルコ時代に盛んになり、現代トルコを代表する伝統美術のひとつでもある。本展は作家であるエキレキリ兄妹による約70点の作品を展示したものである。水模様に映し出された色彩のシンフォニーの、見事な技と芸術をご紹介した。
東西文化の交流地点であり、華麗なる歴史の足跡を色濃く残すトルコの、いまなお続く伝統を紹介し、現代トルコへの理解を深める事の一助となっていたら喜ばしい。
展覧会情報
会期 | 2010年7月13日(火) ~2010年8月1日(日) |
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入館料 | 無料 |
休館日 | 毎週月曜日(ただし、第2週のみ日曜日)祝日の翌日 |
主催 渋谷区立松濤美術館
後援 駐日トルコ大使館 協力 エブルハウス東京 併催 特別陳列 松濤美術館 30年の記録 |
展覧会図録
完売